第14回学術大会「見えるもの、見えないもの ― Le visible et l'invisible ゲシュタルト療法における現象学的アプローチの探求」で、実践報告を予定している岡本太郎さん(GNJ)に、発表の内容について動画で語っていただきました。
【発表要旨】
武道は元来人を傷つけ、また勝利することを一つの目的とするが、その営みの中では、自分にこんな力があり、他者とぶつかりあえるんだ、と自分のエネルギーや生きる力に気づく。また自分のエネルギーを思い切り表現できる場、受け止めてくれる他者の存在を感じられる。対峙し拳を交わす闘いは、傷つけあうだけではなく互いと出会う対話でもある。 ゲシュタルト療法も、自分の心からの想いや叫び、エネルギーに気づき、表現し、ファシリテーターや場に受け止められ、実存的な対話や出会いが起きる。私にとって武道とゲシュタルト療法はどちらも“自分が自分として、この社会や世界の中で生きている、そして生きていけるという手ごたえ”を与えてくれた。
2023年から、ゲシュタルト療法と武道を統合した場を実験的に開始し、単発WSから半年間の継続グループまで実践してきた。そこでの手ごたえや気づき、武道とゲシュタルトを統合する意味について、整理をしてみたい。
岡本太郎さんのウェブサイト、こころの相談室 en に、武道とゲシュタルト療法(円坐の道場)の詳細が書かれています。
学術大会の日程は、2025年1月11日〜12日、オンライン(Zoom)で開催されます。
他にもたくさんの企画があります。
皆様のご参加をお待ちしております。
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