研究会報告「刑事施設での発達障害者を対象としたゲシュタルト療法の可能性」
- 事務局 JAGT
- 6月24日
- 読了時間: 2分
ゲシュタルト療法研究会
刑事施設での発達障害者を対象としたゲシュタルト療法の可能性
発表者: 谷岡 明(GNK:ゲシュタルトネットワーク関西修了)
白坂 和美(GNK:ゲシュタルトネットワーク関西)
2025年6月19日 19時30分~21時00分(Online)

刑事施設でのゲシュタルトの可能ということで
多くの方が関心をお持ちになっていることがわかりました。
ゲシュタルト療法は、治療分野だけではなく
組織開発やコーチング、子育て、グリーフケアなど
多岐にわたる活用が現在でも行われています。
その中で、刑事施設の中に収監されている、
発達障害の方々に、グループゲシュタルトがどれだけの
受刑者の更生にどれだけ役に立てるのか?
非常に興味深い試みを報告させていただきました。
私は、SV(助言)という形で関わらせていただいていますが、
発表者が行ったグループという実践の場で
そこに参加している受刑者の方々は、対話を自由にできる場に
少しずつ馴染んでいるように感じます。
指示命令下の中だけの人間関係から、ある程度自由な選択を持つ場の中で
グループ間での会話、対話も少しずつ増えているようです。
反省までは道のりがあるように感じますが、
限られた空間・時間ではありますが、対話のある人間関係の中で、
ご自身の人生や、他者のことを少しづつ受け入れていくことの可能性を
これからも探求できればと思います。
ゲシュタルトの社会への広がりにも嬉しく思います。
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