”コンタクトは成長の生命線”
"Contact is the lifeblood of growth, means for changing oneself, and one's experience of the world." - Erving Polster
ゲシュタルト療法は、人間のありのままの状態を大切にして、「今ここ」で起きていることに気づいていくことにより、癒しと成長を得るものです
一般社団法人 日本ゲシュタルト学会は、ゲシュタルト療法を広め人々が活き活きと生きることができるよう、豊かな社会への実現に向けて活動する団体です
ゲシュタルトとは
ゲシュタルトとは「かたち」とか「全体」とか「個々の部分がまとまって構成するひとつの形」を意味するドイツ語です。
この考え方が人間の精神を部分や要素の集合ではなく全体性や構造に重点を置いて捉える、といったゲシュタルト心理学の基本的な概念となりました。視覚・聴覚など人間の五感の感覚やそれらから構成される認識が、ばらばらに認識されるのではなく感覚と認識の要素の総和によるというものです。
ゲシュタルト療法とは
ゲシュタルト療法は、精神分析医フレデリック・パールズ(フリッツ・パールズ)と、妻でゲシュタルト心理学者のローラ・パールズ、文学評論家のポール・グッドマンらによって1950年代に創られた心理療法です。実存主義哲学や現象学、東洋思想や禅の人間観に基づき、集中と気づきの体験を通して癒しと成長を図るアプローチです。
それまでの心理療法のように認識の対象として立ち上がってくることに対して分析や解釈をするのではなく、人間としての存在に重点を置き、身体と心に起きていることに焦点を当て、対話によってよってセラピーを進めていくところに特色があります。
ゲシュタルトのワークでは、”今ここ”に集中することで自分の感情や感覚への気づきの幅や深さを広げていくことを丁寧におこなっていきます。無意識の思い込みやとらわれに気づくことにより癒しと成長を得ていくカウンセリングの方法の一つであり、新たな視座や視点を得るという意味でビジネスコーチングにも応用されています。
ゲシュタルト療法のワークの一例
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